今回は、入庁までにやるべきことについてお伝えします!
4月から消防学校に入校する人もいると思います。
その人たちはどんな準備をすれば良いか悩んでいませんか?
私の経験も踏まえて入庁前にやるべきことについてお伝えします。
しっかり準備してスタートダッシュを決めよう!
自己紹介
皆さんこんにちは。私は東京消防庁で3年間働き、主にポンプ隊員として活動してきました。3年間の中で、東京消防庁で一番素晴らしいと言われる賞『消防総監賞』を受賞した経験を持ちます。そんな私が3年間で経験したことや、消防士になるためにどのようなことをしてきたのか(勉強面など)についてお伝えしていきます。消防に関する質問等があれば私のインスタグラムにDMしていただければなんでもお答えします。
消防学校とは
消防学校とは、「学校」と名前がついていますが一般的な学校とは全く異なります。
消防学校は現場で活動する隊員を養成する場所です。
消防職員として給与も支給され6ヶ月間、座学・実科の訓練を行います。
新人職員はそこで消防職員としての規律を叩き込まれます。
では、実際に入庁までにやるべきことについて解説していきます!
やるべきこと① 体力をつける
消防士の仕事は体力勝負であり、消防学校では、定期的に体力テストが行われます。
体力テストの内容は、中学や高校のテストとほぼ同じです。
その中から特に取り組むべきところを2つお伝えします。
1つ目は懸垂!これは自衛隊式で行われます。
自衛隊式をざっくり説明すると…3秒に1回ペース、反動を使わない
この懸垂を最低でも12回はできるようにしてください!
懸垂の回数を伸ばすコツ↓
【コツは3つ】懸垂が20回出来るようになるコツを元消防士が教えます! – YouTube
2つ目はランニング!消防学校では1500m走が行われます。
この1500m走は5分15秒以内で走れるようにしてください!
ちなみに消防学校修了時には試験があり、基準を上回る必要があります。
懸垂とランニングは一朝一夕で伸びるものではありません。
今からコツコツ取り組んで能力を上げていきましょう!
やるべきこと② 結索(ロープワーク)
結索(ロープワーク)を入庁までにやるべきかは賛否がわかれるところだと思います。
変な癖をつけないために入庁前にはやらないほうが良いという意見もあります。
しかし、私は結索の練習はしておくべきだと考えています。
私は、「変な癖をつけないために結索をしない」という意見を参考にして、入庁後に痛い目にあいました
結索は個人の能力差が大きいです。
器用な人はお手本を見ただけで出来てしまいます。
反対に不器用な人は何度も手を動かし、体に覚えこませることでやっと習得できます。
それぐらい個人差があるため、入庁前に結索を練習しておくことを推奨します。
「もやい結び」 「巻き結び」 「プルージック」 「二回りふた結び」
「背負い縛着」 「三重もやい結び」
上記の結索は出来るようにしておきましょう。
結局、消防学校修了時には結索のテストもあるので早めに覚えておくことをおススメします!
ロープの種類は「ナイロン3打ロープ・太さ12mm」のものをホームセンターなどで購入して下さい。
長さは10m程度あれば十分です。
やるべきこと③ アイロン掛け
意外にも消防学校生活において一番、手間がかかることかもしれません。
消防学校の寮は6~7人で1部屋で、アイロンは部屋に1台しかありません。
そのため、アイロンの取り合いは必至です。
消防学校では「通常点検」とよばれる行事があり、その際にシワ一つない状態にしていないといけません
その際に、「ケツV」と呼ばれるズボンのラインがなぜか非常に重要視されるため
キレイにラインをいれるアイロン技術が求められます。
コツは、キーピング剤を使うことです。
これを使うとラインが一層キレイに仕上がります!
番外編① 庁歌を覚える
東京消防庁には庁歌があり、入庁式の際に歌うことになります。
入庁式は入庁してから1週間~10日後に行われます。
入庁したてのときは、色々やることがあり日々が慌ただしく過ぎていきます。
庁歌は3番まであり、慌ただしい日々の中で覚えていかなければなりません。
地味に面倒くさいため、覚えていくことをおススメします!
番外編② 裁縫
入庁したての頃は活動服などに名札を裁縫しなければいけません。
私は、面倒くさかったので土日の外出を利用して仕立て屋に裁縫を依頼していました。
ただ、どうしても平日に裁縫をしないといけない場合もでてくるので最低限の裁縫技術は身につけておいたほうが良いかもしれません。
まとめ
消防学校の日々は慌ただしく過ぎていきます。
慌ただしい日々の中で、覚えなければいけないことも増えてきます。
私は、大した準備もせず入庁し痛い目にあいました。
皆さんには、同じ失敗をしてほしくないので入庁前にやるべきことについてお伝えしました。
しっかり準備してスタートダッシュを決め、良い消防学校生活を送れるよう応援しています!
このブログが消防士を目指す人にとって、モチベーションや参考になれば嬉しいです。
それでは、またお会いしましょう!
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