数的推理第1章(一般知能)

教養試験対策

数的推理の重要性

・数的推理

・判断推理

・資料解釈

この3科目は一般知能といわれ、採用試験に合格するためにできなくてはならない分野です。

具体的に、一般知能分野だけで出題問題数の4割が出題されます。

始めは難しいかもしれません

しかし、コツをつかめばこれほど得点源にできる分野はありません!!

一般知能を制する者は採用試験を制するという気持ちで勉強に臨みましょう!

第1章 方程式①

・立候補者の当選問題や人口密度の問題などが出題されます

【公式】 (当選者)÷(当選者+1)=aのとき a+1が当選票数となります

この公式を利用して実際の問題を解いてみましょう!

【問題】

40人のクラスで代表2名を選ぶこととなった。各々1名ずつ投票できるが、立候補者は投票することができない。立候補者が7名いるとき、確実に当選するための最低獲得票数はいくらか。         

1.9票

2.10票

3.11票

4.12票

5。13票

【解答】

立候補した人は投票できないので、クラス全体の投票数は

40-7=33となります。

2名が当選するので

33÷2=11

よって、11+1=12が当選するための最低票数となります。  正答.4

【練習問題】

A町の人口は2万人で、このうち有権者は6割である。Bは次の選挙に立候補予定である。確実に当選するために必要な票数はいくらか。ただし、A町の投票率は毎回65%で、立候補者10人のうち7人が当選するものとする。

1.976票

2.986票

3.996票

4.997票

5.999票

ちなみに正答はとなります。

方程式②

求める数にxやyを代入して解答をしていきます。

【問題】

2桁の整数がある。この数の一の位と十の位の数の和は11であり、この数の一の位と十の位の数を逆にするともとの数より27小さくなる。もとの整数はいくつか

1.29

2.56

3.65

4.74

5.83

【解答】

十の位の数をa、一の位の数をbとする

一の位の数と十の位の数が11なので

a+b=11…①

一の位の数と十の位の数を逆にした数が元の数より27小さいので

10b+a=10a+b-27

これを計算して

a-b=3…②

①+②より

2a=14 a=7

これを①に代入してb=4

よって、もとの整数は74      正答.4

【裏技的解答】

十の位を〇、一の位を□と置くと

〇+□=11

一の位の数と十の位の数を逆にした数が元の数より27小さいので

□〇=〇□-27…②

〇+□=11となるのは(2,9)(3,8)(4,7)の3通り

②の式に当てはまるのは74のときのみ

よって解答は74となる

【問題】

50円硬貨と100円硬貨が合計234枚あり、その総額は15400円である。50円硬貨の枚数と100円硬貨の枚数を入れ替えると総額はいくらになるか

1.14700円

2.15700円

3.16700円

4.18700円

5.19700円

【解答】

50円硬貨の枚数をxとおく

すると100円硬貨の枚数は234-xとなる

式を立てると

50x+100(234-x)=15400

これを計算してx=160、y=74となる

このxとyを入れかえて計算すると50×74+100×160=19700となる

正答.5

【練習問題】

1箱6個入り8kgで6500円、1箱4個入り6kgで5000円の2種類のメロンがある。これらを混ぜて何箱か買ったところ、合計個数が24個、総重量が34kgとなった。このときの支払金額はいくらか。

1.26500円

2.28000円

3.29500円

4.34500円

5.36000円

正答.2となります。

【練習問題】

3桁の整数がある。この数から396を引くと、もとの数の百の位と一の位の数字を逆にした数になる。そして各位の数の和は15で、百の位の数は一の位の数字の2倍と同じである。十の位の数はいくらか。

1.5

2.4

3.3

4.2

5.1

(ヒント

百の位を〇、十の位を△、一の位を□と置いて解いてみましょう。

ちなみに正答は3となります。

方程式③

ある集会で色紙を4人に配ると19枚余り、6枚ずつ配ると最後の1人だけが4枚以上の不足を生じた。子供の人数は何人か。

1.11人

2.12人

3.13人

4.14人

5.15人

【解答】

子供の人数をx、色紙の数をyとすると

y=4x+19…①

最後の1人以外の(x-1)人のは6枚ずつ分配したから6(x-1)枚。

最後の1人は0枚以上2枚以下。したがって色紙の枚数で不等式を作ると

6(x-1)+0≦y≦6(x-1)+2…②

①を②に代入して解くと

11.5≦x≦12.5

よって、x=12となる。        正答.2

【裏技的解答】

色紙    人

4枚ずつ× □+19余り

2枚  ×     =23or24or25

6枚ずつ  +4or5or6不足

まず、黒色の部分を問題文から埋めていきます。

そして、上と下で引き算をして真ん中の式を作ります。

黄色の順で埋めていき、2×□を満たすのは24のみので□=12となります。

【練習問題】

何人かの子供にノートを配るのに、1人に7冊ずつ配ると6冊余る。8冊ずつ配ると1人だけは4冊よりは少なくなるが、少なくとも1冊は配られる。子供は少なくとも何人いるか。

1.9人

2.10人

3.11人

4.12人

5.13人

ちなみに正答はになります

方程式④

【問題】

連続する3つの数があり、それぞれの2乗の和が50である。3つの自然数の和はいくらか。

1.10

2.11

3.12

4.13

5.14

【解答】

連続する3つの数をn-1,n,n+1とすると

(n-1)²+n²+(n+1)²=50

           n²=16

           n=4となる

よって、3+4+5=12となる。  正答.3

【裏技的解答】

連続する3つの数→3で割れる数が答えとなる!

よって、答えは12のみとなる!

【練習問題】

連続する3つの数があり、最も大きい数と最も小さい数の2乗の和は中央の数の2乗より38大きい。3つの自然数の和はいくらか。

1.18

2.19

3.20

4.21

5.22

ちなみに正答は1です。

参考書紹介

今回の問題などを使用した参考書はこちらになります。

この1冊で数的処理は完璧です。

最低2周は解きましょう!

また、参考書では紹介されない裏技的解答も発信していきます。

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+αでやりたい人はこの問題集の初級がおススメです。

(ネット上では上級のものしか見つかりませんでした。フリマサイトや書店、東京アカデミーで探すと良いと思います。東京消防庁Ⅰ類を受けるならこの問題集をオススメします。)

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どうしても独学でやりたい人はこの参考書がおススメです。

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私もこれらの参考書を使って勉強して、合格することができました。

どの本でも買って損はないと断言できます!!

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